免疫力を高めるとはどういうこと！？

私たちの体は免疫によって病原菌やウイルス、汚染物質といった有害なものに対抗しています。その免疫の種類は大きく分けて「自然免疫」と「獲得免疫」の2つに分類することができます。
一般的に免疫といえば、同じ種類のウィルスが2度目に体の中に入った場合、最初の情報を元に作られた抗体がウィルスを攻撃すること（獲得免疫）を思い浮かべるかもしれません。
しかし、未知のウィルスや細菌に感染しても病気にならないようにするためには、もともと人間に備わっている仕組み「自然免疫」を高めることが、より重要となってきます。

自然免疫に分類される白血球（好中球やリンパ球）にはたくさんのビタミンCが高濃度に含まれています。最もビタミンCが含まれている臓器はストレスから体を守る副腎です。白血球（好中球）は副腎に次ぎビタミンC濃度が高い細胞になります。ビタミンCの濃度が高いということは、それだけ臓器や細胞にとって必要性や重要性が高いということにつながります。

だから免疫力をアップさせるためにはビタミンCが重要な役割を担っていることになるのです。

ある研究者は、「免疫システムを高める最も重要なビタミンはビタミンCであり、不足すると病気になりやすくなる」と述べています。
その理由は、特に白血球の一種である好中球にビタミンCが多く含まれているから。 体内でウィルスや細菌を攻撃することで有名な白血球ですが、白血球の中にある好中球は、体内に入ってきたウィルスや細菌を旺盛に食べるため貪食細胞といわれ、体の一次予防班の一員です。
さらにビタミンCは、好中球のほかにも、白血球の一種である単球、マクロファージ、樹状細胞といったウィルスを食べる食細胞を増やしたり、働きを刺激したりすることもわかっています。